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弘誓寺（東近江市）概要： 金龍山弘誓寺は滋賀県東近江市五個荘金堂町に境内を構えている真宗大谷派の寺院です。弘誓寺の創建は正応３年（１２９０）、那須与一の孫とされる愚咄坊が開基となり一宇を設けたのが始まりと伝えられています。正応５年（１２９２）に弘誓寺の寺号を賜り、天正９年（１５８１）に現在地に境内を移しました。
現在の本堂は墨書から宝暦１４年（１７６４）前後に八幡出身の高木作右衛門が大工棟梁として建てられたもので入母屋、本瓦葺、桁行５間、梁間５間、正面に３間向拝、背面に後堂が付いています。弘誓寺本堂は江戸時代中期に建てられた大型寺院本堂建築の遺構として大変貴重な存在で昭和６３年（１９８８）に国指定重要文化財に指定されています。
又、表門（元禄５年：１６９２年建築、入母屋、本瓦葺、薬医門）と鐘楼は東近江市指定文化財に指定され、太鼓堂（江戸時代建築、木造平屋建太鼓堂部２階、入母屋、桟瓦葺）、庫裏（天保から嘉永：１８４０〜１８４８年建築、木造２階建、切妻、桟瓦葺、桁行１１間、梁間９間）、庫裏門（江戸時代末期建築、木造平屋建、切妻、桟瓦葺）は国登録有形文化財に登録されています。
近江七弘誓寺。山号：金龍山。宗派：真宗大谷派。本尊：阿弥陀如来像。
薬医門を簡単に説明した動画
【 参考：文献等 】
・ 現地案内板-滋賀県教育委員会
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