東近江市: 瓦屋寺

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概要・歴史・観光・見所
瓦屋寺(東近江市)概要: 石崎山瓦屋寺は滋賀県東近江市建部瓦屋寺町(箕作山の東山腹)に境内を構えている臨済宗妙心寺派の寺院です。瓦屋寺瓦屋寺の創建は推古天皇元年(592)頃、聖徳太子が建立した四天王寺(大阪)の屋根瓦を焼いた瓦窯跡に開いたのが始まりと伝えられています。寛平3年(891)に東大寺(奈良県奈良市雑司町:華厳宗大本山)の源仁僧都が再興した際に華厳宗となったもののその後、天台宗に改宗、最盛期には寺運が隆盛に多くの堂宇や坊舎を擁する大寺となりました。文禄年間(1592〜1595年)の兵火により多くの堂宇、記録、寺宝が焼失し一時衰退しましたが、正保年間(1644〜1648年)に瑞厳寺(宮城県松島町)の雲居国師が再興し臨済宗に改宗しました。再興の際には後水尾天皇の尽力があったとし彦根藩からも庇護を受けました(彦根藩の家老を歴任した庵原家の菩提寺)。

瓦屋寺の寺宝である木造千手観音立像は平安時代の12世紀に制作されたもので、像高160.5cm、木造、一木造、素地、別名「芋観音」、大変貴重な事から大正10年(1921)に国指定重要文化財に指定されています。木造四天王立像4躯は平安時代に制作されたもので、貴重な事から昭和44年(1969)に東近江市指定文化財に指定されています。

瓦屋寺本堂は正保元年(1645)に造営されたもので、木造平屋建て、入母屋、茅葺、平入、桁行3間、張間4間、正面1間向拝付き、建築面積149u、江戸時代初期に建てられた寺院本堂建築の遺構として貴重で、平成29年(2017)に国登録有形文化財に登録されています。

同じく境内に建立されている地蔵堂(正保年間:1644〜1647年)、開山堂(元禄13年:1700年)、経堂(海印蔵・享保10年:1725年)、賓頭盧堂(文政元年:1818年)、鐘楼(正保年間:1644〜1647年)、庫裏(明治4年:1871年)が国登録有形文化財に登録されています。近江西国三十三観音霊場第十八番札所。山号:石崎山。宗派:臨済宗妙心寺派。本尊:千手観世音菩薩。

【 参考:サイト 】
公式ホームページ
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-石崎山瓦屋寺
・ 現地案内板

瓦屋寺:写真

瓦屋寺
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