福龍寺(甲賀市)概要: 天満山福龍寺は滋賀県甲賀市甲南町下馬杉に境内を構えている浄土宗の寺院です。福龍寺の創建は不詳ですが当初は天台宗の寺院で、享保10年(1725)に貞応によって再興され浄土宗に改宗しています。寺宝の木造十一面観音立像は平安時代に制作されたもので像高171cm、大変貴重な事から国指定重要文化財に指定されています。
福龍寺本堂は木造平屋建て、寄棟、鉄板葺き、平入、桁行6間、正面1間向拝付き(桟瓦葺き)、外壁は真壁造板張り、内部の内陣には本尊となる阿弥陀如来像が安置されています。江戸時代の剣客、無外流の流祖である辻月丹の菩提寺とされます(辻家は伝承によると近江源氏・佐々木四郎高綱の末裔と伝えられているそうです)。甲賀西国三十三箇所観音霊場12番札所。山号:天満山。宗派:浄土宗。本尊:阿弥陀如来。
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