春日神社(大津市)概要: 春日神社は滋賀県大津市大石富川一丁目に鎮座している神社です。春日神社の創建は平安時代末期の久寿元年(1154)、二条蔵人助藤原重友が春日大社(奈良県奈良市春日野町)の分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。明治時代初頭に発令された神仏分離令を経て明治9年(1876)に村社に列しています。
現在の春日神社本殿は文保3年(1319)に建てられたもので、二間社入母屋造、桧皮葺、平入、桁行2間(3.65m)、奥行き2間(2.73m)、正面1向拝付、外壁は真壁造板張り、随所に施された彫刻も繊細で精巧な蟇股などに特徴が見られます。春日神社本殿は鎌倉時代末期に建てられた全国的にも数少ない二間社入母屋造の遺構で、二間社入母屋造としては日本最古としても大変貴重である事から明治35年(1902)に国指定重要文化財に指定されています。
春日神社拝殿は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、妻入り、桁行2間、張間2間、外壁は柱のみの吹き放し。神門(中門)は切妻、銅板葺き、一間一戸。手水舎は切妻、桟瓦葺き、桁行1間、梁間1間、外壁は柱のみの吹き放し。祭神:建御雷之男神、経津主神、天児屋根命、天照太日?尊。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-滋賀県教育委員会
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