吉川芳樹園店舗兼主屋(草津市)概要: 吉川芳樹園は明治時代に創建され滋賀県草津市草津2丁目に位置する舗御茶店です。吉川芳樹園店舗兼主屋は文政13年(1830)頃に建てられたもので木造平屋建て(一部3階建、平面的にはT字型)、切妻、桟瓦葺、平入、桁行5間半、梁間6間半、建築面積158u、正面と軒下周りが白漆喰仕上げ、側面は外壁を板壁で保護、正面下屋庇、大屋根は出桁造り、2階正面開口部は虫籠窓のような意匠になっています。又、江戸時代には草津宿の脇本陣(藤屋与平左衛門家)として利用された格式の高い建物でもあります。吉川芳樹園店舗兼主屋は江戸時代に建てられた町屋建築として貴重で「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から平成19年(2007)に国登録有形文化財に登録されています。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-草津市教育委員会
|
|