米原市: 福田寺

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概要・歴史・観光・見所
福田寺(米原市)概要: 布施山福田寺は滋賀県米原市長沢に境内を構えている浄土真宗本願寺派の寺院です。福田寺の創建は天武天皇12年(683)、当時周辺を支配していた息長氏の氏寺として開かれたのが始まりと伝えられています。当初は息長寺や布施寺などと称し法相宗の寺院でしたが平安時代に天台宗に改宗し、鎌倉時代に当時の住職覚乗が覚如に帰依し浄土宗に改め、その後境内を長浜市布施町(別称で地名因み布施寺とも呼ばれた。)から現在地に移しています。

その後、当地方の浄土宗の中心的寺院として寺運が隆盛し延徳年間(1489〜1491年)には蓮如が3年間滞在しています。元亀・天正年間(1570〜1592年)の織田信長の法難には周辺の浄土宗寺院10ヶ寺の総統領として信徒4千5百余人、同士2万数千人を集め激しく対抗しました。

江戸時代に入ると彦根藩から庇護され幕末には井伊直弼の従兄弟である摂専が住職となり、その夫人は明治天皇の皇后の従兄弟だった為、彦根城の破却が免れたとも言われています。境内にある書院(福田寺御殿又は浅井御殿)は浅井長政の居城である小谷城の遺構を移築したと伝えられるもので入母屋、茅葺、妻入、桁行約16m、梁間約12m、桃山時代に建てられた数少ない書院建築の遺構として貴重な事から昭和36年(1961)に滋賀県指定文化財に指定されています。

福田寺庭園は室町時代末期に作庭されたもので枯滝石組や水分石、景石などで構成される枯山水庭園で湖北屈指の名園として昭和49年(1974)に国指定名勝に指定されています。祭典で行われる公家奴振りは大変珍しく古式を伝える行事として貴重な事から滋賀県選択無形民俗文化財に指定されています。山号:布施山。宗派:浄土真宗本願寺派。本尊:阿弥陀如来。

【 参考:サイト 】
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-米原市

福田寺:写真

福田寺
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