大津市坂本: 両社神社

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概要・歴史・観光・見所
両社神社(大津市坂本)概要: 両社神社は滋賀県大津市下阪本3丁目に鎮座している神社です。両社神社の創建は元仁年間(1224〜1225年)、高穴穂神社の分霊を酒井神社の境内に勧請したのが始まりと伝えられています。向かい側にある酒井神社との位置関係から南若宮や南両社などと呼ばれてきました。元亀2年(1571)に行われた織田信長による比叡山焼き討ちの兵火により社殿が焼失し一時衰退します。

本能寺の変後に坂本城の城主となった浅井家から崇敬庇護されたことで天正3年(1575)に再建されています。当初は酒井神社境内にありましたが、元和6年(1620)、浅野家の後裔である広島藩主浅野長晟が新たに境内を整備し酒井神社から独立しています。明治時代初頭に発令された神仏分離令を経て明治9年(1876)に村社に列し、明治41年(1908)に神饌幣帛料供進社に指定されています。

現在の本殿はその当時に建立されたもので一間社流造、檜皮葺、工法や組物、彫刻など江戸時代初期の神社本殿建築の特徴を継承する貴重なものとして昭和34年(1959)に滋賀県指定文化財に指定されています。拝殿は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、妻入り、桁行3間、張間3間、外壁は柱のみの吹き放し。例祭である「おこぼさん」は五穀豊穣を祈願する奇祭で、古式を伝える行事として貴重な事から大津市指定無形民俗文化財に指定されています。祭神:伊邪那岐命、伊邪那美命。

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-下阪本学区まちづくり推進協議会

両社神社:写真

両社神社
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