保福寺(高島市)概要: 神崎山保福寺は滋賀県高島市新旭町安井川に境内を構えている曹洞宗の寺院です。保福寺の創建は南北朝時代の貞治2年(1363)、仏通禅師によって開かれたのが始まりと伝えられています。その後、衰退しましたが江戸時代の 慶長年間(1596〜1615年)に黙室が再興しています。本尊の木造釈迦如来坐像は、元は大宝寺の本尊だったと推定される仏像で元亀年間(1570〜1573年)に織田信長の高島郡侵攻の兵火により大宝寺が焼き討ちにあった際、村人達が密かに持ち出し後年当寺に安置したと伝えられ「焼けのこりの釈迦」の別称があります。木造釈迦如来坐像は、11世紀に製作されたと推定され像高143cm、当時の木造坐像の秀作とされ大変貴重な事から国指定重要文化財に指定されています。山号:神崎山。宗派:曹洞宗。本尊:釈迦如来。
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