大行事神社(野洲市)概要: 大行事神社は滋賀県野洲市久野部に鎮座している神社です。大行事神社の創建は不詳ですが円光寺が当地に遷った際、天台宗の守護神である日吉大社(滋賀県大津市坂本)を構成する山王二十一社の内、中七社の大行事社の分霊を勧請し鎮守社としたのが始まりと伝えられています。江戸時代に入ると淀藩から庇護を受け除税地百三十一坪を安堵されています。現在大行事神社本殿は室町時代中期に再建されたもので、一間社流造、檜皮葺、間口四尺 奥行五尺、小規模ながら室間時代の神社本殿建築の遺構として大変貴重なことから昭和18年(1943)に国指定重要文化財に指定されています。
大行事神社の摂社である野上神社社殿は室町時代に造営されたもので、一間社流造、こけら葺き、貴重な事から昭和48年(1973)に野洲市指定文化財に指定されています。大行事神社拝殿は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、妻入り、桁行2間、張間2間、外壁柱のみの吹き放し。中門は切妻、桟瓦葺き、一間一戸、棟門形式。祭神:高皇産霊神。配祀神:野槌神。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-滋賀県教育委員会
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