明寿院(愛荘町)概要: 明寿院は滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺(金剛輪寺境内)に境内を構えている天台宗の寺院です。明寿院は金剛輪寺の本坊で江戸時代中期に創建したと伝えられています。正徳元年(1711)に建立された護摩堂や安政年間(1854〜1859年)に建立された茶室水雲閣、大正5年(1916)に建立された月見亭などの古建築があり、書院を囲むように配された池泉回遊式庭園があります。
庭園は書院の南・東・北の三方を囲むように作庭されたもので「桃山時代に造られた庭」・「江戸初期の庭」・「江戸中期の庭」の3つの庭が趣きを変えながら連続して構成されています。明寿院庭園は大変貴重な事から平成2年(1990)に国指定名勝に指定されています。明壽院護摩堂に安置されている木造大黒天半跏像は平安時代に制作されたもので、貴重な事か大正10年(1921)に国指定重要文化財に指定されています。宗派:天台宗。
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