妙楽寺(東近江市)概要: 恵日山妙楽寺は滋賀県東近江市伊庭町に境内を構えている浄土真宗本願寺派の寺院です。妙楽寺の創建は奈良時代、藤原不比等が定慧(藤原不比等の兄)を招いて開いたのが始まりと伝えられています。その後衰退しましたが建武年間(1334〜1338年)に了念(京都仏光寺の僧)が再興し、元文4年(1739)から西本願寺派に属しました。
妙楽寺の寺宝である紙本著色絵系図は南北朝から室町時代に兆殿司が製作したと伝えられるもので附として一流相承系図(一巻)と共に貴重な事から昭和48年(1973)に滋賀県指定有形文化財に指定されています。絹本著色光明本尊は親鸞聖人が描いたと伝えられるもので了念が建部の乱(1334〜1337年)の際に仏光寺から持ち込んだとされ貴重な事から昭和47年(1972)に東近江市指定文化財に指定されています。
絹本著色涅槃図は室町時代に製作された東福寺(京都)の涅槃図の下絵と伝えられるもので貴重な事から昭和47年(1972)に東近江市指定文化財に指定されています。木造阿弥陀如来立像は平安時代後期に制作されたもので、貴重な事から平成28年(2016)に東近江市指定文化財に指定されています。山号:恵日山。宗派:浄土真宗本願寺派。本尊:阿弥陀如来。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-日本遺産「水の文化」東近江市地域協議会
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