白山姫神社拝殿(日吉大社)概要: 白山姫神社は平安時代初期の天安2年(858)に比叡山延暦寺の僧侶である相応和尚が白山神の分霊を勧請したのが始まりとされます。白山姫神社は日吉大社の摂社で山王二十一社の中でも上七社の一社に数えられていました。当初は客人宮と呼ばれ、本地仏として十一面観音像が安置されていましたが、明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏教色が一掃され現在の社号に改称しています。白山姫神社拝殿は慶長3年(1598)に建てられたもので木造平屋建て、入母屋、檜皮葺、妻入、一重、桁行3間、梁間3間、外壁はなく4方吹き放しで天井は小組格天井で床外側には高欄が廻っています。白山姫神社拝殿は桃山時代に建てられた神社拝殿建築の遺構として大変貴重な存在で昭和39年(1964)に国指定重要文化財に指定されています。
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