京橋口門(彦根城)概要: 案内板によると「 彦根城は、中堀に面して4つの城門が開いていました。その1つが京橋口門です。京橋口門は、第2郭の重臣屋敷と第3郭の本町筋の間にあり、内堀の大手門にも通じる要所に位置しています。門の内側に設けられた枡形には、かつて中堀に接して高麗門(絵図では「冠(木)御門」と表記)があり、その内側を鈎の手に曲げて櫓門が築かれていました。古写真を見ると、櫓門は門の上に2階2重の櫓が乗り、両側に多聞櫓が伸びています。門の形式としては最強の枡形で、重厚な構えとなっていました。この多聞櫓の内側には、長大な石の階段が造られています。これを雁木と称します。雁木は、多くの城兵が一度に多聞櫓を駆け上がれるように築いたもので、城を防衛するための工夫です。彦根城では門跡の内側でこのような雁木をたくさん見ることができます。」
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