真広寺(米原市)概要: 紫宝山真広寺は滋賀県米原市上多良に境内を構えている浄土宗真宗大谷派の寺院です。真広寺の創建は不詳ですか当初は天台宗の寺院として開かれたのが始まりと伝えられています。正元元年(1259)、釋眞蓮(源頼政5世の孫)が再興し浄土真宗に改宗しています(室町時代に当時の住職が蓮如上人又は教如上人に帰依し浄土真宗に改宗したとも)。元亀元年(1570)、織田信長の兵火により多くの堂宇が焼失し一時衰退しましたが江戸時代初期に浄念(竹中半兵衛重治の弟)が地元の有力者である多良右近の支援を受け再興しています。
真広寺の寺宝である木造薬師如来坐像は平安時代に最澄が彫り込み霊仙寺の本尊だったと伝わるもので像高108.5cm、一木割矧造、漆箔像、保存状態が良く意匠に優れ大変貴重な事から明治34年(1901)に国指定重要文化財に指定されています。本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行7間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ。山号:紫宝山。宗派:浄土宗真宗大谷派。本尊:阿弥陀如来。
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