最明寺(守山市)概要: 鎌倉山北條院最明寺は滋賀県守山市勝部一丁目に境内を構えている時宗の寺院です。最明寺の創建は建長2年(1250)、最明寺入道時頼(鎌倉幕府執権:北条時頼)によって開かれたのが始まりと伝えられています。当初は天台宗の寺院でしたが正安元年(1299)又は正平5年(1350)に時宗に改宗しています。
最明寺境内にある石造五重塔は時頼によって建立されたと伝えられているもので「時頼塔」の別称があり、高さ約2.4m、総高3.46m、花崗岩、鎌倉時代後期に製作された石造建築で造形的にも優れていることから昭和29年(1954)に国指定重要文化財に指定されています。最明寺山門は切妻、桟瓦葺き、一間一戸、薬医門形式。
最明寺本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行4間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ、正面には「鎌倉山」の山号額が掲げられ、内部の内陣には本尊となる阿弥陀如来像が安置されています。地蔵堂は木造平屋建て、宝形造、桟瓦葺き、桁行2間、張間2間、江戸時代中期の享保19年(1734)に制作された金口があります。山号:鎌倉山。院号:北條院。宗派:時宗。本尊:阿弥陀如来。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-守山市教育委員会
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