真光寺(守山市)概要: 玉津山真光寺は滋賀県守山市矢島町に境内を構えている浄土真宗大谷派の寺院です。真光寺の創建は平安時代初期弘仁10年(819)に弘法大師空海が真言宗の寺院として開いたのが始まりと伝えられています。その後火災により堂宇が焼失し一時衰退しましたが文保元年(1317)に再興され、応永3年(1396)に浄土真宗大谷派に改宗しました(慶長6年:1601年に改宗したとも)。
真光寺の寺宝である木造聖観音坐像は平安時代後期の長元2年(1029)から長暦2年(1038)の間に製作されたもので、像高92.3cm、カヤ材、一木造、漆箔仕上げ、年代が明確で優れた仏像であることから明治42年(1909)に国指定重要文化財に指定されています(現在は武道天神社の境内に設けられた観音堂に安置され守山市が管理しています)。真光寺山門は切妻、本瓦葺き、一間一戸、薬医門形式。本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行8間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ。山号:玉津山。宗派:浄土真宗大谷派。本尊:阿弥陀如来。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-守山市教育委員会
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