引接寺(東近江市)概要: 来迎山引接寺は滋賀県東近江市上山町に境内を構えている天台宗の寺院です。引接寺の創建は不詳ですが慶安3年(1650)頃、亮誉(百済寺を再興した亮算の弟子)が再興したと伝えられています。引接寺は百済寺の未寺であった為、天正元年(1573)織田信長の兵火により全山焼き討ちとなり堂宇、寺宝、記録等が焼失し創建や焼き討ち以前の由来等は不詳となっています。
近年、境内背後に数千体にのぼる石仏や石塔を集め「来迎浄土」を形成し毎年8月22日の万灯供養では荘厳な雰囲気を感じる事が出来ます。木造毘沙門天立像は鎌倉時代に制作されたもので、貴重である事から平成3年(1991)に東近江市指定文化財に指定されています。引接寺本堂は安政6年(1859)に造営されたもので、木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行6間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ。山号:来迎山。宗派:天台宗。本尊:阿弥陀如来。
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