東近江市(歴史)概要: 東近江市は八日市市、永源寺町、五個荘町、愛東町、湖東町、能登川町、蒲生町が合併して出来た町です。八日市市は聖徳太子が開いた地域で朝鮮半島からの渡来人が数多く移住し、中世は近江源氏佐々木氏の発祥地として庇護されました。永源寺町は弘安元年(1361)に当時の近江守護職佐々木氏頼が寂室元光を招いて開山した永源寺町の門前町として発展しました。五個荘町は五個荘商人の発祥地で金堂集落はその当時の町並みが色濃く残り重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。愛東町は聖徳太子が朝鮮の僧、恵慈と道欽の為に開いた百済寺の門前町として発展してきた町で、百済寺は湖東三山の1つとして大きな影響力を持ちました。湖東町は鋳造業が発展した町で古くから数多くの梵鐘の製作に携わってきています。能登川町は比較的早くから開けていた地域で古代の条里の遺構が残り、近世では琵琶湖舟運で賑わった町です。蒲生町も条理制の遺構が見られ、伊勢参りが一般化した近世以降はその参道街道の宿駅として多くの参拝者が利用しました。
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