河桁御河辺神社(東近江市)概要: 河桁御河辺神社は滋賀県東近江市神田町に鎮座している神社です。河桁御河辺神社の創建は宣化天皇4年(539)に当時の神崎郡司玉祖宿根磯戸彦連が神意により勧請されたのが始まりと伝えられています。古くから神仏習合し天長2年(825)には弘法大師が当社に17日間参籠されたと伝えられ三河辺大明神と称していたとされます。延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳に式内社として記載された川桁神社とされ(論社)朝廷からも社領を賜わっていました。
天正10年(1582)の兵火により多くの社殿が焼失し衰退しましたが慶長15年(1610)に再興され社殿が再建されています。明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式が廃され、明治14年(1881)に郷社に列し、明治16年(1883)に現在の社号である河桁御河辺神社に改称し大正4年(1915)に神饌幣帛料供進社に指定されています。
河桁御河辺神社境内にある六角石灯籠は延慶4年(1311)に建立されたもので高さ2.2m、獅子、孔雀、宝瓶三茎蓮などが彫られた意匠的にも優れた石造物で昭和37年(1962)に国指定重要文化財に指定されています。河桁御河辺神社拝殿は木造平屋建て、入母屋、正面軒唐破風、銅板葺き、平入、桁行3間、張間3間、外壁は柱のみの吹き放し。本殿は慶長15年(1610)に造営されたもので三間社流造、銅板葺き。祭神:天湯河桁命、瀬織津姫神、稲倉魂命。
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