来迎寺(野洲市)概要: 光明山来迎寺は滋賀県野洲市小南に境内を構えている浄土宗の寺院です。来迎寺の創建は平安時代の長徳元年(995)、恵心僧都源信によって開かれたのが始まりと伝えられています。当初は天台宗の寺院でしたがその後荒廃し、江戸時代初期の承応2年(1653)に宋珍和尚によって再興され浄土宗の寺院となりました。
来迎寺の寺宝である木造聖観音菩薩立像は平安時代初期(9世紀頃)に製作されたもので像高168.4cm、漆箔仕上げ、当時の彫刻として大変貴重なもので昭和42年(1967)に国指定重要文化財に指定されています。来迎寺本堂は江戸時代中期の享保4年(1719)に造営されたもので、木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行7間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ、内部には本尊となる阿弥陀如来像が安置されています。山門は切妻、桟瓦葺き、一間一戸、薬医門形式。野洲郡西国観音霊場(湖東三十三所)第16番札所。野洲郡法然上人二十五ヶ所霊場第13番札所。山号:光明山。宗派:浄土宗。本尊:阿弥陀如来。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-野洲市観光物産協会
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