蓮海寺(草津市)概要: 光明山蓮海寺は滋賀県草津市志那町に境内を構えている浄土宗の寺院です。の創建は不詳ですが、伝承によると延暦8年(789)、伝教大師最澄によって開かれた伝えられています。元々は天台宗の寺院でしたが後に浄土宗の寺院に改宗しています。本尊である木造地蔵菩薩立像は鎌倉時代に制作されたもので像高164cm、カヤ材、寄木造、保存状態が良く意匠に優れ大変貴重な事から明治33年(1900)に国指定重要文化財に指定されています。
蓮海寺本堂は木造平屋建て、寄棟、桟瓦葺き、妻入(元々は平入だったと思います)、間口3間、奥行き3間、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、内部の内陣には本尊となる地蔵菩薩像が安置されています。蓮海寺境内に隣接する志那港は琵琶湖舟運の拠点の1つだったところで木造地蔵菩薩立像は水難除けに御利益があるとして信仰の対象になっていました。境内には山崎宗鑑(室町時代の俳諧の祖)の句碑(元朝の みるもにせん 不二の山)や常夜灯(志那港)などが建立されています。山号:光明山。宗派:浄土宗。本尊:地蔵菩薩。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-草津市教育委員会
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