光伝寺(草津市)概要: 法照山光伝寺は滋賀県草津市矢倉1丁目に境内を構えている浄土宗の寺院です。光伝寺の創建は平安時代の承平年間(931〜938年)に開かれたのが始まりとされます。その後衰退しましたが、ある時、金勝寺(栗東市荒張)から狛坂観音像が盗まれこの地に放置された事から当寺に安置、その後再び金勝寺に戻すと本堂が光り出した為、光伝寺と寺号を改称し再興したと伝えられています。
応仁の乱の兵火で多くの堂宇が焼失し再び衰退しましたが明暦年間(1655〜1657年)に再興、幕府からも庇護され朱印状を賜っています。光伝寺の寺宝である木造阿弥陀如来坐像は平安時代末期に製作されたもので像高80.1cm、保存状態が良く意匠に優れ大変貴重な事から明治33年(1900)に国指定重要文化財に指定されています。光伝寺山門は切妻、桟瓦葺き、一間一戸、薬医門形式。本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行6間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ。山号:法照山。宗派:浄土宗。本尊:阿弥陀如来。
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