西岸寺(大津市)概要: 法泉山行雲院西岸寺は滋賀県大津市和邇中に境内を構えている浄土宗の寺院です。西岸寺の創建は不詳ですが、室町時代末期の永禄5年(1562)に当時の領主である六角義秀が道圓を招いて開かれたとされ、江戸時代初期の寛永5年(1628)に乗願寺(京都府長岡京市浄土谷宮ノ谷)の末寺となっています。
西岸寺の本尊である木造阿弥陀如来立像は、鎌倉時代前期に製作されたもので像高82.4cm、一木割矧造又は寄木造、漆箔仕上げ、仏師快慶の作風を踏襲した秀作とされ大変貴重な事から国指定重要文化財に指定されています。又、寺宝として空海が自ら彫り込んだと伝わる地蔵菩薩像を所蔵しています。本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、外壁は真壁造白漆喰仕上げ。山号:法泉山。院号:行雲院。宗派:浄土宗。本尊:阿弥陀如来。
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