東塔・文殊楼(比叡山延暦寺)概要: 文殊楼の創建は平安時代初期に建てられたものが始まりと伝えられています。元亀2年(1571)の織田信長の比叡山焼き討ちの兵火により焼失し、寛永年間(1624〜45)に再建しましたが、寛文8年(1668)の火災により再度焼失します。現在の建物は焼失後に再建されたもので入母屋、銅板葺、2重、桁行3間、梁間2間、前面と背面の入口に扉が無い為、楼門建築のような姿をしています。文殊楼は江戸時代に建てられた寺院建築の遺構として貴重な存在で昭和48年に大津市指定文化財に指定されています。
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