横川・恵心院(比叡山延暦寺)概要: 案内板によると「 恵心僧都の旧跡で、藤原兼家が元三慈恵大師のために建立した寺です。門前に「極重悪人無他方便唯称陀得生極楽」とあるように、念仏三昧の道場です。恵心僧都は恵心院に篭り、仏道修行と多くの著述に専念され、有名な「往生要集」や「二十五昧式」、「六道十界ノ図」、「弥陀来迎ノ図」等を著し、浄土教の基礎を築かれました。毎年6月10日のご命日には「二十五三昧式」の講式が唱えられ、僧都の報恩法要が営まれています。付近の都率谷墓地に恵心廟があります。」とあります。恵心院は比叡山延暦寺横川に位置する御堂で、平安時代中期に天台宗の高僧、浄土真宗の七高僧(第六祖)として知られた源信(恵心僧都)の旧跡で、源信は当時の天台宗座主である良源に師事し、恵心院で厳しい修行を重ねたと伝えられています。現在の建物は麓の坂本里坊に建立されていた別当大師堂を移築したもので、宝形造、銅板葺、桁行3間、梁間3間、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、内部には阿弥陀如来像が安置されています。
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