宗安寺(木村重成:首塚)

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宗安寺(木村重成:首塚)
【 菩提者 】 宗安寺の境内に首塚がある木村重成は、豊臣秀次の家臣だった木村重茲の子供とされます。秀次事件に連座し父親と兄は自害に追い込まれましたが、母親である宮内卿局が豊臣秀頼の乳母に就任した事で重成は、秀頼の小姓に抜擢されその後も側近の一人として重責を担うようになります。大坂の陣直前には主戦派の一人として慎重派の片桐且元を出奔させ、今福砦の戦いや真田丸の戦いでは大功を挙げています。大坂冬の陣でも豊臣方の主力の一人として参戦し、八尾・若江の戦いでは藤堂高虎の右翼部隊に勝利を挙げましたが、井伊直孝軍に敗れ討死しています。重成の首は井伊家家臣の安藤重勝が密かに持ち帰り、安藤家の菩提寺である宗安寺に埋めたとされ、木村重成の首塚として伝えられています。

【 寺  号 】 宗安寺
【 所在地 】 滋賀県彦根市本町2丁目
【 創建年 】 慶長5年(1600)
【 開  山 】
【 開  基 】 東梅院(伊井直政正室)
【 山  号 】 弘誓山
【 宗  派 】 浄土宗
【 本  尊 】 阿弥陀如来(伝:淀君の念持仏)
【 備  考 】 木村重成の首塚
滋賀県大名菩提寺
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