清凉寺(井伊家:菩提寺)

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清凉寺(井伊家:菩提寺)
【 菩提者 】 清凉寺を菩提寺としている井伊家は藤原北家、又は藤原南家から出たとされる一族で、中世以降は遠江国井伊谷の庄を本拠としていました。一定以上の勢力があったと見られ南北朝時代には南朝方の宗良親王(後醍醐天皇の皇子、比叡山延暦寺座主)を居城である井伊城に招き入れています。その為、北朝方だった今川家とは対立関係にありましたが、南北が統一し今川家が正式に駿河、遠江国の守護職に就任するとその配下に組み込まれます。戦国時代に発生した桶狭間の戦いで今川義元が討死すると、同じく今川家に従属していた徳川家に同調し今川家を離反、その後は徳川家康に従います。特に井伊直政は武勇に優れ主要な合戦で大功を挙げ徳川四天王の1人に数えられるまでとなり、関ヶ原の戦い後には佐和山城18万石が与えられました。跡を継いだ井伊直勝は彦根城を築城するなどの実績を挙げましたが、良く判らない理由により彦根藩主から除籍され安中藩に左遷、弟の井伊直孝が2代目ではなく初代彦根藩主に繰り上げられています。その後は譜代大名の中では最大の30万石が安堵され、幕政でも多くの大老職を輩出しています。

【 寺  号 】 清凉寺
【 所在地 】 滋賀県彦根市古沢町
【 創建年 】 嘉永年間(1624〜1644年)
【 開  山 】 愚明正察禅師(叢林寺:群馬県渋川市子持)
【 開  基 】 井伊直孝
【 山  号 】 祥寿山
【 宗  派 】 曹洞宗
【 本  尊 】 釈迦如来
【 備  考 】 彦根藩主井伊家墓所(国指定史跡)
滋賀県大名菩提寺
浅井家:墓碑分部家:墓碑大信寺永源寺円光寺縁心寺義仲寺近江孤篷庵興聖寺木村重成:首塚
森可成:墓碑園城寺西教寺佐々木道誉:墓碑清凉寺宗安寺聖衆来迎寺勝楽寺徳勝寺長松院
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