観音堂(三井寺:園城寺)概要: 現在の観音堂は元禄2年(1689)に建てられたもので正堂と礼堂とその間を繋ぐ合の間で構成されています。礼堂は木造平屋建て、入母屋、本瓦葺、重層、平入、桁行9間、梁間5間、正面3間向拝付き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ、正堂は極彩色に彩られた建物で質素な礼堂とは対な関係になっています。内部には国指定重要文化財に指定されている如意輪観世音菩薩坐像が祀られ、三井寺の南院の中心的な役割をもってます。観音堂は江戸時代初期に建てられた寺院建築の遺構として貴重なことから滋賀県指定文化財に指定されています。西国三十三観音霊場第十四番札所。
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