水観音(三井寺:園城寺)概要: 案内板によると「 水観寺は、園城寺(三井寺)五別所の1つ、本尊薬師如来は、一切衆生を病苦・災難から救済する仏として、多くの人々の尊崇をあつめている。現在の本堂は、豊臣秀吉による園城寺闕所の後、再建されたもので、民衆との交流を目的とする五別所の本堂のうちで最も古く、また背面軒廻りなどに優れた近世的な手法をもつことから園城寺別所の信仰の形態を知る上で貴重なものである。なお当本堂は昭和63年から保存修理の際に現在の地に移されたものである。」とあります。本堂は明暦元年(1655)に建てられたもので木造平屋建て、入母屋、檜皮葺き、平入、桁行4間、外壁は真壁造白漆喰仕上げ(正面1間分は柱のみの吹き放し)、江戸時代初期の寺院本堂建築として貴重なことから滋賀県指定文化財に指定されています。
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