本堂(三井寺:園城寺)概要: 現在の三井寺本堂は慶長4年(1599)に北政所(豊臣秀吉の正室)の意向により再建されたもので木造平屋建て、入母屋、檜皮葺、一重、平入、桁行7間、梁間7間、正面3間向背付、外壁は真壁造り板張り、素木造、内部は内陣が下陣より一段低い土間に設けられる所謂天台密教本堂建築の特色がよく残されています(同じく天台密教である比叡山延暦寺根本中堂も同様な形式を受け継いでいます)。三井寺本堂は安土桃山時代の寺院本堂建築の遺構として極めて貴重な事から国宝に指定されています。
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