玉林寺(高島市)概要: 宝樹山玉林寺は滋賀県高島市安曇川町上小川に境内を構えている天台真盛宗の寺院で、室町時代後期の天文年間(1532〜1555年)に真覚和尚が中興しています。玉林寺は日本陽明学の祖と呼ばれた中江藤樹の菩提寺で、参道脇には中江家の墓域があります(左奥:藤樹の墓・右奥:母の墓・右手前:三男の墓)。
案内板によると「 中江藤樹先生は、慶安元年(1648)秋8月25日、持病のぜんそくがこうじて、41才という若さで亡くなる。先生の遺がいは門人によって、ていちょうに儒葬される。正面向かって左側が藤樹先生、右側が藤樹先生のお母さん(中江徳右衛門の妻、北河氏)、その手前が藤樹先生の三男弥三郎(常省先生)の墓である。 安曇川町教育委員会 」とあります。
玉林寺本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、妻入り、間口6間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ、内部には本尊となる阿弥陀如来像が安置されています。藤樹墓所は大変貴重な事から藤樹書院跡として国指定史跡に指定されています。山号:宝樹山。宗派:天台真盛宗。本尊:阿弥陀如来。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-安曇川町教育委員会
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