西川庄六邸(近江八幡市)概要: 西川庄六邸は滋賀県近江八幡市新町2丁目に屋敷を構えてる古民家です。西川庄六家は2代目西川利右衛門の子供である「庄六」を初代とする商家で古くから蚊帳、綿、砂糖、扇子などを取り扱い近江八幡では本家である利右衛門に次ぐ豪商として発展、3代目庄六の代に薩摩藩主島津家御用商人にもなり江戸にも出店していました。現在の主屋は江戸時代中期(鬼瓦に天明5年:1785年の銘)に建てられたもので木造2階建、切妻、平入、桟瓦葺、桁行約13m、梁間約14.9m、外壁の向かって右端には防火の為ウダツが掲げられ、正面1階は前面格子戸に板葺の下屋庇、2階は真壁造りで黒(?)漆喰仕上げになっています(座敷部は木造平屋建(一部2階)、切妻、桟瓦葺、桁行8.9m、梁間11m)。
西川庄六邸(住宅)は江戸時代中期に建てられた大型町屋建築の遺構として貴重な存在で主屋(附:鬼瓦1個・箱入祈祷具1具・鐘馗の棟飾瓦1個)、でみず間(木造平屋建、切妻、桟瓦葺、桁行4.1m、梁間12m)、化粧間(木造平屋建、切妻桟瓦葺、桁行4.6m、梁間2.7m)、 表土蔵(土蔵2階建、切妻、桟瓦葺、白漆喰仕上げ、桁行8.1m、梁間4.8m)の4棟が昭和53年(1978)に滋賀県指定文化財に指定されています。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-近江八幡観光物産協会
|
|