本願寺八幡別院(近江八幡市)概要: 本願寺八幡別院は滋賀県近江八幡市北元町に境内を構えている浄土真宗本願寺派の寺院です。本願寺八幡別院の創建は永禄元年(1558)、顕如上人(本願寺第11世)が開基となり開いたのが始まりと伝えられています。
当初は金台寺と称し蒲生郡蒲生野にありましたが天正8年(1580)織田信長が安土城の築城に際しその城下に移され、文禄元年(1592)に豊臣秀次が八幡城を築いた際現在地に移されました。関ヶ原の戦いで勝利した徳川家康が宿営地として利用し、江戸時代には朝鮮通信使の宿泊所や休息所にもなりました。
本願寺八幡別院本堂は享保元年(1716)に建てられたもので、木造平屋建て、入母屋、本瓦葺き、平入、桁行24.4m、梁間23.4m、正面3間向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。表門は明和4年(1767)に建てられたもので、切妻、本瓦葺き、一間一戸、四脚門、総欅造り。
裏門は天明2年(1782)に建てられたもので、入母屋、本瓦葺き、三間一戸、潜戸付、八脚門。鐘楼は文政8年(1825)に建てられたもので、入母屋、本瓦葺き、桁行1間、梁間1間、外壁は柱のみの吹き放し。
本堂と表門、裏門、鐘楼は貴重な事から滋賀県指定文化財に指定されています。宗派:浄土真宗本願寺派。本尊:阿弥陀如来。
八脚門を簡単に説明した動画
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板(由緒)-本願寺八幡別院
・ 現地案内板-滋賀県教育委員会
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