常光寺(甲賀市)概要: 大原山常光寺は滋賀県甲賀市甲賀町大原上田に境内を構えている臨済宗妙心寺派の寺院です。常光寺の創建は建武年間(1334〜338年)古航により開かれたのが始まりとされます。一時衰退しましたが幻住が中興しています。寺宝が多く平安時代に製作された木造十一面観音立像は像高110.3p、桧材、割矧、漆箔仕上げ、保存状態が良く意匠にも優れ大変貴重な事から国指定重要文化財に指定されています。
又、平安時代に製作された木造聖観音立像と鎌倉時代に製作された木造毘沙門天立像と木造地蔵菩薩半跏像が貴重な事から甲賀市指定文化財にそれぞれ指定されています。常光寺本堂は木造平屋建て、重層入母屋造り、桟瓦葺き、平入、桁行3間、張間3間、正面1間向拝付き。毘沙門堂は木造平屋建て、宝形造、銅板葺き、桁行2間、張間2間、外壁は真壁造白漆喰仕上げ。甲賀西国三十三観音霊場第2番札所。山号:大原山。宗派:臨済宗妙心寺派。本尊:十一面観音菩薩。
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