甲賀市: 正福寺

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概要・歴史・観光・見所
正福寺(甲賀市)概要: 寿亀山正福寺は滋賀県甲賀市甲南町杉谷に境内を構えている臨済宗妙心寺派の寺院です。正福寺の創建は不詳ですが伝承によると6世紀末に聖徳太子によって開かれたのが始まりと伝えられています。当初は天台宗の寺院でしたが戦国時代、織田信長の兵火により多くの堂宇が焼失、延宝9年(1681)に再興された際、臨済宗に改宗しました。江戸時代、5代将軍徳川綱吉が帰依し、世継ぎが無く正福寺に祈願したところ見事に念願成就しました。以来、徳川将軍家の祈願所として庇護され寺運も隆盛し特に本尊の十一面観音像は世継ぎ観音として広く信仰されました。

正福寺の本尊である十一面観音立像(世継ぎ観音)は平安時代後期に制作されたもので、像高130.2cm、桧材、一木造、大変貴重な事から国指定重要文化財に指定されています。木造釈迦如来坐像は平安時代後期に制作されたもので、像高140cm、半丈六像、寄木造、彫眼、彩色仕上げ、大変貴重な事から国指定重要文化財に指定されています。木造地蔵菩薩坐像は平安時代後期に制作されたもので、像高159cm、寄木造、彫眼、彩色仕上げ、貴重な事から甲賀市指定文化財に指定されています。金剛力士像は平安時代後期に制作されたもので、像高約197cm、桧材、一木造、貴重な事から甲賀市指定文化財に指定されています。石造宝篋印塔は南北朝時代に制作されたもので、七尺塔、薬研彫りの梵字、貴重な事から甲賀市指定文化財に指定されています。

正福寺山門は入母屋、銅板葺き、三間一戸、桁行3間、張間2間、八脚単層門、左右には金剛力士像が安置されています。本堂は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、桁行3間、外壁は真壁造白漆喰仕上げ。びわ湖108霊場第87番札所。甲賀西国三十三観音霊場第15番札所。近江西国三十三観音霊場第31番札所。湖国十一面観音霊場第6番札所。山号:寿亀山。宗派:臨済宗妙心寺派。本尊:十一面観音。

正福寺の文化財
・ 木造十一面観音像−平安時代末期−国指定重要文化財
・ 木造釈迦如来座像−平安時代末期−国指定重要文化財
・ 石造宝篋印塔−南北朝時代−甲賀市指定文化財
・ 木造地蔵菩薩坐像−平安時代後期−甲賀市指定文化財
・ 金剛力士像−平安時代後期−甲賀市指定文化財

【 参考:サイト 】
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板(由緒沿革)-寿亀山正福寺
・ 現地案内板-甲賀市教育委員会

正福寺:写真

正福寺
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