来迎寺(彦根市)概要: 僧長山来迎寺は滋賀県彦根市本町1丁目に境内を構えている浄土宗の寺院です。来迎寺の創建は建久7年(1196)に開かれたのが始まりとされ、鎮守社である弓矢八幡は源三位頼政が宮中に現れた鵺を退治する際、使われた弓矢が奉納されたと伝えられています。当初は佐和山東麓にありましたが、慶長8年(1603)彦根城築城の際現在地に移されました。
来迎寺の本尊である木造阿弥陀如来坐像は建久7年(1196)に製作されたもので像高97cm、桧材、寄木造り、御姿が西方極楽浄土で説法する様子を、指先のしなりにまで端正に写実した貴重な例として大正12年(1923)に国指定重要文化財に指定されています。来迎寺山門は入母屋、桟瓦葺き、一間一戸、四脚二重鐘楼門、外壁は真壁造白漆喰仕上げ、側面花頭窓付、上層部桁行2間、張間1間、高欄付き。本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行7間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ。山号:僧長山。宗派:浄土宗。本尊:阿弥陀如来。
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