明性寺(彦根市)概要: 金光山明性寺は滋賀県彦根市本町3丁目に境内を構えている浄土真宗本願寺派の寺院です。明性寺の創建は不詳ですが長享元年(1487)に法善によって開かれたのが始まりと伝えられています。当初は明性坊と称し摂津国西成郡島里(現在の大阪府大阪市西部)にありましたが、その後、江州蒲生郡日野牧益田郷(現在の滋賀県蒲生郡日野町)に移り、慶長11年(1606)に彦根藩2代藩主井伊直孝が招き現在地に移ってきています。以来、歴代彦根藩主井伊家の位牌寺として庇護され三連枝十大坊の1つに数えられ寺運も隆盛しています。
明性寺山門は弘化3年(1846)に造営されたもので、入母屋、本瓦葺き、三間一戸、桁行3間、張間2間、八脚二重鐘楼門形式、外壁は真壁造板張り、上層部高欄付き。本堂は寛政9年(1797)に造営されたもので、木造平屋建て、入母屋、本瓦葺き、平入、正面3間向拝付き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ。太鼓楼は下層部が長屋門の珍しい形式で、上層部は入母屋、本瓦葺き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ、花頭窓、高欄付き。山号:金光山。宗派:浄土真宗本願寺派。本尊:阿弥陀如来。
|