金亀会館(彦根市)概要: 金亀会館は滋賀県彦根市中央町に位置している古建築物です。金亀会館本堂は大正12年(1923)、西本願寺教堂を移築したものです。西本願寺教堂は旧弘道館(寛政11年:1799年に開校した彦根藩の藩校。当初は稽古館と称し、儒学や和学、国学がおしえられていましたが天保元年:1831年から洋学を取り入れるなどの改革が行われ弘道館に改称しています。)の講堂だった建物で、木造平屋建て、寄棟、桟瓦葺き、平入、外壁は真壁造白漆喰仕上げ、腰壁は板張り、中央に桁行5間、梁間3間の身舎があり四方に1間幅の庇が周り、正面と背後に孫庇が付き、正面にはむくり付きの切妻屋根の玄関が付けられ格式が感じられます。金亀会館は江戸時代に建てられた彦根藩校の遺構として貴重な事から平成19年(2007)に彦根市指定文化財に指定され、平成22年(2010)に彦根市の景観重要建造物、平成30年(2018)に彦根市の歴史的風致形成建造物に選定されています。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-彦根市教育委員会
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