大津別院概要: 大津別院は滋賀県大津市中央2丁目に境内を構えている浄土真宗大谷派の寺院です。大津別院の創建は慶長5年(1600)、教如が開いたのが始まりと伝えられています。現在の大津別院本堂は慶安2年(1649)に建立したもので、木造平屋建て、入母屋、本瓦葺、平入、桁行9間、梁間10間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、彫刻や平面の構成など江戸時代初期の真宗寺院建築の特徴を伝える貴重なものとして昭和36年(1961)に国指定重要文化財に指定されています。
大津別院書院は寛文10年(1670)に建てられたもので木造平屋建て、入母屋、本瓦葺、格式が高く上段の間や書院が設けられ天井や壁、襖などに様々な絵が描かれ、徳川将軍家と浄土宗の教如や宣如の謁見の間や明治天皇の行在所として利用、江戸時代初期の書院建築の遺構として貴重なことから昭和36年(1961)に国指定重要文化財に指定されています。山門は切妻、本瓦葺き、一間一戸、薬医門。宗派:浄土真宗大谷派。本尊:阿弥陀如来。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-大津市教育委員会
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