大津市: 天孫神社

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概要・歴史・観光・見所
天孫神社(大津市)概要: 天孫神社は滋賀県大津市京町3丁目に鎮座している神社です。天孫神社の創建は延暦元年(782)、桓武天皇が当地方の鎮護の為、彦火火出見尊の分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。朝廷からも崇敬される存在で、大同3年(806)には平城天皇が近江に行幸の際、当社を行在所として禊祓され、元慶6年(882)には従五位下に列し、近江国四之宮としても広く信仰されました。歴代領主からも崇敬庇護され鎌倉時代初期の建久年間(1190〜1198年)には近江守護職である佐々木定綱が社殿の造営や社領の寄進が行われ、元亀年間(1570〜1572年)には青地伊予守より社領の寄進がありました。天正14年(1586)、豊臣秀吉の命で浅野長政が大津城を築いた際、城の鎮守社として余材で社殿の造営が行われました。

江戸時代までは天孫四宮大明神や四宮神社(一之宮:建部神社・二之宮:日吉大社・三之宮:多賀大社・四之宮:天孫神社だったからとも、彦火火出見尊、国常立尊、大名伴遅尊、帯中津日子尊の四柱を祀ているからとも、彦火火出見尊が天照大神からみて四世だったからとも。)と称していましたが明治時代に入り、現在の社号「天孫神社」に改めました。明治時代初頭に発令された神仏分離令を経て明治41年(1908)に神饌幣帛料供進社に指定され、大正4年(1915)に県社に列しています。

天孫神社の例祭である大津祭は日吉大社の山王祭、建部大社の祭礼とともに大津三大祭の1つに数えられ、古式を伝える行事として大変貴重な事から平成28年(2016)に国指定無形民俗文化財に指定されています(この例祭は何故か膳所藩では無く大溝藩が深く関わっています)。又、日吉大社とは深い繋がりがあるとされ、4月3日には天孫神社から多くの人達が日吉大社に参拝に赴き、そこで大榊を賜うと、その大榊を一旦天孫神社の拝殿に奉納、4月14日に開催される日吉大社の例祭である山王祭の際に大榊を日吉大社まで引くという「大榊の神事」が行われます。

天孫神社舞殿は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、妻入、桁行3間、張間3間、外壁は柱のみの吹き放し。拝殿は木造平屋建て、入母屋、正面千鳥破風、軒唐破風、銅板葺き、平入、桁行4間、張間3間、外壁は真壁造り板張り。本殿は三間社流造。天孫神社では滋賀県内の神社で一般的に拝殿と呼ばれる建物が舞殿、幣殿と呼ばれる建物が拝殿となっているようです。祭神:彦火火出見命。配祀:大國主命、國常立命、帶中津日子命。

天孫神社:写真

天孫神社
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