記恩寺(大津市)概要: 記恩寺(蘆花浅水荘)は滋賀県大津市中庄1丁目に位置しています。日本画家山本春挙の別荘(蘆花浅水荘)として大正3年(1914)から大正10年(1921)にかけて建てられました。当時の敷地は琵琶湖に面し、庭園は琵琶湖や山々を借景とする名園とされ、東端には船着場があり当時の名残が見られます。敷地内には表門(腕木門、寄棟、檜皮葺)や本屋、離れ、土蔵、持仏堂(記恩堂・茶室)、渡り廊下などがあり、いずれも滋賀県を代表とする数奇屋造りの建物として大変貴重な事から平成6年(1994)に国指定重要文化財に指定されています。庭園は昭和40年(1965)に大津市指定名勝に指定されています。
記恩寺(蘆花浅水荘)の主要建物
・ 本屋-大正10年-木造平屋建一部2階,入母屋,桟皮葺,建築面積174.5u
・ 表門-大正10年-寄棟,檜皮葺,一間一戸,腕木門,両袖塀と腰掛待合付
・ 離れ-大正4年-木造平屋建,入母屋,桟瓦葺,建築面積154.1u
・ 持仏堂(記恩寺)-大正9年-木造平屋建,寄棟,茅葺,平入,建築面積27.32u
・ 渡り廊下-大正10年-木造平屋建,切妻,桟瓦葺,折曲り延長20.1m
・ 土蔵-大正8年-土蔵造2階建,切妻,本瓦葺,白漆喰仕上,建築面積23.60u
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