大津市: 関蝉丸神社

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概要・歴史・観光・見所
関蝉丸神社(大津市)概要: 関蝉丸神社は滋賀県大津市逢坂一丁目に鎮座している神社です。関蝉丸神社関蝉丸神社の創建は弘仁13年(822)、小野岑守が猿田彦命(上社)と豊玉姫命(下社)の分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。一方、境内地が山城国(現在の京都府)と近江国(現在の滋賀県)の国堺に位置していた事から国堺の守護神として早くから信仰の対象になっていた可能性があります。格式が高く日本三代実録に記載されている貞観17年(876)には従五位下に列し「坂神」は当社の事とされます(あくまでも論社で国堺の神=境神=坂神説・逢坂の関の神=坂神説)。

平安時代中期に歌人蝉丸が逢坂山に住み、その後、上社と下社共に祀られるようになり、天禄2年(971)に円融天皇の綸旨により歌舞音曲の神として広く知られるようになりました。特に江戸時代に入ると多くの参拝者を迎え入れたとされ、正徳3年(1713)には二品覚尊親王、享保17年(1732)には実相院宮義周親王が参拝に訪れています。明治時代初頭に発令された神仏分離令を経て昭和5年(1930)に郷社に列しています。

関蝉丸神社境内にある石燈籠は別称「時雨燈籠」と呼ばれているもので、制作年:鎌倉時代中期、花崗岩製、総高252.0cm、六角型、鎌倉時代の特色をもった意匠的にも優れたものとして大変貴重な事から昭和37年(1962)に国指定重要文化財に指定されています。関蝉丸神社拝殿は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、妻入、桁行2間、張間2間、外壁は柱のみの吹き放し。

関蝉丸神社本殿は一間社流造。内幣殿は木造平屋建て、入母屋、檜皮葺き、妻入、桁行2間、張間2間、外壁は柱のみの吹き放し。中門(神門)は向唐門、一間一戸、檜皮葺き。本殿背後には平安時代の歌人で絶世の美女とされる小野小町が晩年逢坂山の関寺付近で草庵を構え住んでいた事から小町塚が建立されています。祭神:豊玉姫命。配祀神:蝉丸霊。

【 参考:サイト 】
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
公式ホームページ
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-大津市教育委員会
・ 現地案内板-謡曲史跡保存会

関蝉丸神社:写真

関蝉丸神社
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