大見神社(長浜市)概要: 大見神社は滋賀県長浜市木之本町大見に鎮座している神社です。大見神社の創建は不詳ですが延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳に式内社として記載された乎彌神社(おみじんじゃ)の論社とされる神社です。大永3年(1523)に疫病が蔓延し、平癒祈願の為京都から祇園社(現在の八坂神社)の祭神である牛頭天皇(須佐之男命)の分霊を勧請しています。
神仏習合時代は牛頭天王社や大箕大明神などと称していましたが明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式が廃され明治5年(1872)に大見神社に改称、明治9年(1876)に村社に列し、明治11年(1878)に神饌幣帛供進社に指定されています。
大見神社の神像である素盞鳴命像(1躯:像高33cm)と女神像(2躯:像高31.9cm・27.4cm)は鎌倉時代に製作されたもので大変貴重な事から明治34年(1901)に国指定重要文化財に指定されています。大見神社拝殿は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行2間、張間1間、外壁は柱のみの吹き放し。本殿は一間社流造、銅板葺き、外壁は真壁造り板張り。祭神:須佐之男命、神功皇后、武内宿禰命。配祀:菅原道眞。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-木之本町教育委員会
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