長浜市: 日吉神社

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概要・歴史・観光・見所
日吉神社(長浜市)概要: 日吉神社は滋賀県長浜市高月町井口に鎮座している神社です。日吉神社の創建は不詳ですが己高山円満寺(観音寺別院)の鎮守社として日吉大社滋賀県大津市坂本)から分霊が勧請されたと思われます。伝承によると文永7年(1270)に当時の近江国守護職だった佐々木頼綱(近江源氏庶流佐々木氏の本家六角氏2代当主)が近江国蒲生郡に位置する渕に巣くう大蛇を退治した際、祟りを恐れ近江国内の井戸にその御霊(井口大明神)を祭ったうちの一つとも云われています。何れにしても中世、当地は比叡山延暦寺の荘園である富永荘に含まれている事から、比叡山延暦寺の守護神だった日吉大社の御霊が祭られるには相応しい土地柄だったと言えます。

一方、日吉神社の社宝として縄文時代の祭祀具が伝わっている事から当時の祭祀施設が信仰の始まりとも、境内にある神池は3〜4世紀に作庭された庭園跡と考えられ、周辺には数多くの古墳が点在している事から古代の氏族である伊香氏や息長氏が祖神を祭ったのが始まりという説もあります。

その後は佐々木家の一族で当地を長く支配する井口家から崇敬庇護されています。別当寺院である円満寺は寺運が隆盛し、惣山之七箇寺(法華寺、石道寺、満願寺、安楽寺、松尾寺、円満寺、鶏足寺)の1つに数えられるなど信仰を広げました。明治時代初頭に発令された神仏分離令により境内の円満寺は衰微し、日吉神社として大正12年(1923)に郷社に列しています。日吉神社境内には鐘楼や庭園、阿弥陀堂などが残され、阿弥陀如来像、十一面観音像、地蔵菩薩像、日吉神社文書、鉄製釣灯篭といった歴史遺産を所有し神仏習合の名残が見られます。祭神:大山咋命。

現在の日吉神社本殿は元文3年(1738)に再建されたもので、木造平屋建て、入母屋、茅葺、桁行3間、梁間2間、正面1間向拝付、江戸時代中期に建てられた神社本殿建築の遺構とともに神仏習合の名残が随所に見られる貴重なもので平成3年(1991)に滋賀県指定文化財に指定されています(附:棟札1枚・文書8冊)。拝殿は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行2間半、梁間2間、外壁は柱のみの吹き放し。中門(神門)は切妻、銅板葺き、一間一戸。日吉神社阿弥陀堂(円満寺の本堂的存在)は江戸時代中期の元禄2年(1689)に造営されたもので木造平屋建て、切妻、桟瓦葺き、平入、桁行3間、張間1間半、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、腰壁は縦板張り、内部には本尊の阿弥陀如来立像の他、脇侍として十一面観音菩薩立像と地蔵菩薩坐像が安置されています。

日吉神社の社宝である銅鐘は鎌倉時代の寛喜3年(1231)に鋳造されたもので、制作年が明確で大変貴重な事から大正15年(1926)に国指定重要文化財に指定されています。室町時代から明治時代に筆された文書が貴重な事から1466点が名称「日吉神社文書」として平成9年(1997)に滋賀県指定文化財に指定されています。木造日吉山王二十一社本地仏は室町時代から江戸時代に制作されたもので、貴重な事から平成14年(2002)に長浜市指定文化財に指定されています。鉄製釣燈籠は江戸時代に制作されたもので、貴重な事から平成14年(2002)に長浜市指定文化財に指定されています。

日吉神社:写真

日吉神社
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